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それでも東京パラで泳ぎたい 難民スイマーが開催を熱望する理由

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オンラインで取材に応じたパラ競泳男子のイブラヒム・フセイン
オンラインで取材に応じたパラ競泳男子のイブラヒム・フセイン

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で、東京オリンピック・パラリンピックの開催が揺れている。そんな厳しい情勢にあっても、開催を熱望する一人のスイマーがいる。イブラヒム・フセイン(32)。彼の故郷、シリアはいまだ内戦下にある。友人を助けようとして右脚を失ったのも、この内戦が原因だ。

 母国から出場ができない難民アスリートで構成された難民選手団は、2016年のリオデジャネイロ五輪・パラリンピックで初めて結成された。「彼らは国旗も国歌もないが、世界の全ての難民に希望のメッセージを送りたい」。結成を発表した記者会見で、国際オリンピック委員会のバッハ会長は高らかに宣言した。フセインもそのメンバーの一人だ。

 「自分たちがパラリンピックに参加することで、紛争や迫害によって避難を余儀なくされている世界中の8000万人の難民にも希望を見いだしてほしい」

 その思いが、彼自身の原動力にもなっている。

 シリアで戦闘が激化した12年。砲撃で傷ついた友人を助けようとして、別の砲撃に巻き込まれた。「友人が僕に助けを求めたので、その場に…

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