対話の大切さ絵本で 脳性まひ女性が自費出版 支え合う妹への思いも込め 国立 /東京

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
絵本を制作した滝柳洋子さん(右)と佐藤みち代さん=国立市で
絵本を制作した滝柳洋子さん(右)と佐藤みち代さん=国立市で

 国立市に住む脳性まひの女性が絵本を自費出版した。コミュニケーションを通じて互いに理解し合うことの大切さを描く一方で、長年支え合って生きてきた妹への思いも込められている。【加藤昌平】

 絵本のタイトルは「ともだちになりたかったんだ」。感情がコントロールできず、いつも相手を怖がらせてしまう黒雲の「グレー」が、臆病で、あまり自分の気持ちを言わない星の「ツインクル」と友達になるため、勇気を出して対話しようとする物語。脳性まひで車椅子生活を送る滝柳洋子さん(55)が書いた文章に、妹の佐藤みち代さん(54)が絵を付けた。2016年ごろから約5年をかけて完成させ、150部を刷った。4月、多摩地域のタウン紙で宣伝したところ、注文が相次いでいるという。

 絵本制作のきっかけは、佐藤さんが滝柳さんに「何をやっても自信が持てない」とこぼした一言だった。八王子市で生まれた滝柳さんは大学を卒業後、自立生活を開始。23歳のころ国立市に移住して子供2人を育てながら重度障害者の自立支援や社会参加を求める活動を続けるなど、精力的に行動してきた。

この記事は有料記事です。

残り533文字(全文994文字)

あわせて読みたい

注目の特集