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斎藤幸平の分岐点ニッポン

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斎藤幸平の分岐点ニッポン

資本主義の先へ 宮城・石巻で考える持続可能な復興 消費とは別の価値観の上に

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ハグロBASEに集う(左から)菅原賀子さん、阿部史枝さん、奥堀亜紀子さん。床や壁は巻組がリノベーションした=宮城県石巻市羽黒町で
ハグロBASEに集う(左から)菅原賀子さん、阿部史枝さん、奥堀亜紀子さん。床や壁は巻組がリノベーションした=宮城県石巻市羽黒町で

「楽しいから」スキル無償で/古民家をシェア、地域と共に暮らす

 気鋭の経済思想家、斎藤幸平さん(34)がこれからの社会を考えるヒントを求めて現場を歩く連載。今回は、東日本大震災から10年がたつ宮城県石巻市を訪ねた。そこには新たな既製品や補助金などに頼った復興=*=とは一線を画し、シェアやDIYによってコミュニティーを再生しようと奮闘する人たちがいた。そこで芽生える新たな価値観とは――。

 新しい家や車を買うと気分が上がるし、日ごろの努力へのご褒美のような気分になるに違いない。とはいえ、ローンや維持費は家計を圧迫するし、そんな大量消費社会は地球環境を破壊している。20年で価値がなくなり、スクラップ・アンド・ビルドを繰り返す日本の住宅事情や、車検を理由に新車を買い続けることは果たして合理的だろうか――。

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