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ミャンマークーデター

ミャンマー国軍がクーデターを起こし、アウンサンスーチー氏らを拘束。市民や国際社会からは抗議と批判が相次いでいます。

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ミャンマーのクーデターから3カ月 少なくとも18カ国で抗議デモ

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アウンサンスーチー氏=根岸基弘撮影 拡大
アウンサンスーチー氏=根岸基弘撮影

 ミャンマー国軍によるクーデターから3カ月がたち、1~2日にかけて、少なくとも世界18カ国で「グローバルミャンマー春の革命デー」と題した抗議デモが催された。2日に東京都内で開催されたデモには約3000人(主催者発表)が集まり、参加者は「Free Free Our People(私たちの国民を解放せよ)」などと声を上げて行進した。

 都内のデモは、20~30代の在日ミャンマー人を中心に運営され、千代田区の日比谷公園を出発し、新橋や銀座を通過し約5キロを行進した。

 ミャンマー国軍の弾圧で亡くなった人たちへの弔意を示すため、参加者は黒い服か民族衣装を着用。白い手袋もはめて、軍政による暴力を象徴する血を表現する狙いで人さし指から薬指までを赤く塗った。ミャンマーの抗議活動では、この3本指を掲げるポーズが、反独裁を示すシンボルとなっている。

 参加者らは、民主派が4月に樹立を宣言した国家統一政府(NUG)を承認するように訴えたほか、国際社会に対し、企業活動を含めてミャンマー国軍と取引を完全にやめるように呼びかけた。

 栃木県から8歳の長女と参加したミャンマー人女性のカイサンダさん(31)は「新型コロナウイルス(の感染)も心配しているが、ミャンマーのためにできることは全てやりたいと思い、駆けつけた」と話した。

 アウンサンスーチー氏が率いる国民民主連盟(NLD)日本組織委員会のタウンミインウー議長は「コロナの危機にある中でデモを許可してくれて、日本の方々の協力に感謝している。今日のデモで、さらに関心を高めてもらえたらありがたい」と語った。

 デモは、ミャンマー、米国、韓国やオーストラリアなどで開かれ、一部の国では1日のメーデーに合わせて実施された。またクーデター後のミャンマーでは、数字の2が五つ並んだ2021年2月22日に大規模なゼネストが行われていた。主催者はこの数字にちなんで「5月2日」の開催を呼びかけたことから、日本などでは2日にデモが催されたという。【石山絵歩】

【ミャンマークーデター】

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