日本国憲法74年 家族の形、年々多様化 司法、社会の進展後押し

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 戦後に制定された憲法は「個人の尊重」や「両性の平等」を掲げたが、家族を定めた法律の中には戦前の家制度の影響を受けた規定が残り、不合理な差別が続く要因となってきた。行政や立法が主体的な動きを見せない中、司法が違憲立法審査権を行使して是正を促すことで、多様な家族の形を認める社会が一歩ずつ進展してきた歴史がある。

 戦前は、戸主が一家の頂点に立つ家制度に基づき、家族の結びつきや家の存続が重視された。戸主は原則として長男が継ぎ、財産は全て戸主が相続した。結婚にも戸主の同意を必要とし、男性優位が鮮明だった。

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