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新型コロナ 届かぬ、知事の発信 大阪、「マスク会食」誤解招く/東京、「8時消灯」の渋谷見物

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東京都の要請により、午後8時で消灯した歌舞伎町一番街入口のネオン=東京都新宿区で2021年4月26日午後8時6分、小出洋平撮影
東京都の要請により、午後8時で消灯した歌舞伎町一番街入口のネオン=東京都新宿区で2021年4月26日午後8時6分、小出洋平撮影

 新型コロナウイルスの感染防止のため、各地の知事は連日メッセージを発信している。それは時に議論を呼ぶこともある。知事のメッセージはどのような影響を及ぼし、どう受け止められているのか。

拡大で軌道修正

 2月19日、大阪府の新型コロナ対策本部会議。吉村洋文知事が自らのマスクの表面をつかみ、あごまで下ろす仕草を見せた。食べる時はマスクを取り、会話時は再び着ける「マスク会食」を提唱してみせたのだ。府は同日、政府に大阪での2回目の緊急事態宣言の解除を要請することを決め、3月1日に解除された。吉村氏は感染者数抑制と経済活動再開の両立に意欲をみせた。実現を目指す「感染症に強い社会」の象徴がマスク会食だった。

 吉村氏の発言に「マスク会食を勧めたら『会食していい』と言っていると誤解される」と指摘する専門家もいた。その不安は現実となる。飲食店向け予約システムを提供する「トレタ」によると、2回目の宣言中(1月14日~2月28日)には2年前の同時期に比べて25~39%に激減していた府内の飲食店の来店客数は、宣言解除の翌週(3月8~14日)には65%に戻った。

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