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雄大な黒部川の峡谷を縫うように走る「黒部峡谷トロッコ電車」を運営する黒部峡谷鉄道(富山県黒部市)が4日に創立50周年を迎える。同鉄道は、近年出版された西村京太郎のトラベルミステリー小説「富山地方鉄道殺人事件」の中で十津川警部が乗車するなど“事件解決”の重要アイテムになっている。同社では、記念乗車券の販売や1971年生まれの人を対象とした「一日駅長」など多彩なイベントを予定する。
同鉄道は、もともと黒部川の電源開発のため資材運搬用として大正時代に敷設工事が始まった。71年、所有していた関西電力が子会社として黒部峡谷鉄道を設立して営業運転を開始。人気観光地、宇奈月温泉と欅平を結ぶ約20キロの軌道は、四季折々の美しい自然美を堪能できるとして国内外から人気が高く、多い年で60万人以上の観光客が訪れる。今年の営業運転は4月20日から宇奈月―笹平間で始まり、全線開通は5月11日の予…
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