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寒紅梅酒造(津市栗真中山町) 爽やか微炭酸「寒紅梅」 消費者に寄り添う味を /三重

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酒米を蒸すときに使用する杉でできた正方形のせいろ=津市栗真中山町で2021年4月21日、朝比奈由佳撮影
酒米を蒸すときに使用する杉でできた正方形のせいろ=津市栗真中山町で2021年4月21日、朝比奈由佳撮影

 キャッチコピーは「ケンタッキーから刺し身まで合う酒」――。1854(安政元)年創業の寒紅梅酒造(津市栗真中山町)は、ずっと変わらず、津で150年以上酒を造り続けてきた老舗蔵。6代目の増田明弘専務(48)は「伝統や歴史にとらわれず、今の時代のお客さんに寄り添った酒を造りたい」と意欲を語る。

 主力商品の「寒紅梅」は、一口飲むと「シュワッ」と爽やかな微炭酸が口の中に広がるのは新鮮な証拠。瓶詰めまで空気に触れることがなく、発酵したガスがそのまま酒の中に詰め込まれている。食事との相性も抜群だ。

 ただ、全国に名が知れ渡るようになったのは数年前のこと。きっかけは約10年前、増田さんが「東一(あづまいち)」などで有名な「五町田酒造」(佐賀県嬉野市)で修業を積み、酒造りだけでなく経営などについても指導を受けたことだった。「それまでは、決してうまい酒ではなかった」と増田さん。「問屋の言いなりで安く酒を売っていて、利益がなくて苦しかった」と振り返る。「五町田酒造」での修業を経て、消費者のためにおい…

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