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五輪協力は今や「災害ボランティア」 ドイツ人研究者の嘆き

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五輪と日本社会の関わりを研究する日本在住の社会学者、ドイツ日本研究所のバーバラ・ホルトス副所長=本人提供
五輪と日本社会の関わりを研究する日本在住の社会学者、ドイツ日本研究所のバーバラ・ホルトス副所長=本人提供

 日本在住の社会学者で、東京オリンピックの日本社会への影響についても研究するバーバラ・ホルトス・ドイツ日本研究所副所長は、東京大会のボランティアに応募し「一生忘れられない夏」に期待した。ところが、である。今や「新たな災害ボランティアのようにすら思える」というのだ。【聞き手・田原和宏】

バッハ会長に言ってほしい「カネは……」

 私が副所長として日本に赴任したのが2018年。「2 Years to Go(開幕まであと2年)」のキャンペーンが盛り上がり、その年9月から8万人という史上最大規模のボランティアの募集が始まりました。「一生忘れられない夏に、きっとなる。」という都市ボランティアのキャッチフレーズもあって、ボランティアに応募しました。一生に一度の経験になると思いましたし、社会学者としても五輪がどのように運営されるのか興味がありました。

 五輪では競技会場などでの「運営サポート」、パラリンピックでは海外の大会関係者をサポートする「式典」を担当することになっていますが、現在の新型コロナウイルス感染症の再拡大を考えると、複雑な気持ちになります。研修を受けてきたので待ち遠しい思いがある一方、大きな不安、恐ろしさもあります。子どもや同僚に感染を広げてしまう可能性もあり、それがとても心配です。

 シフトが決まり、ユニホームが配られ、役割や会場に応じた研修が始まるということですが、今の感染症対策では安心できません。大会組織委員会が3月に発表した「感染症対策リーフレット」によると、私たちに配られるのはマスク2枚…

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