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メードイン東北・工場探訪

東北には数多くの工場があり、有名な製品から知られざる逸品まで、さまざまなモノが生み出されている。工場を記者が訪ねた。

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メードイン東北・工場探訪

/6 福島・夕月のかまぼこ プリッとうまみ感じる

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形を整えられた魚のすり身が次々とフィルム包装されていく工程。一晩寝かして蒸せば、かまぼこが出来上がる=福島県いわき市の夕月工場で2021年4月19日、高橋隆輔撮影
形を整えられた魚のすり身が次々とフィルム包装されていく工程。一晩寝かして蒸せば、かまぼこが出来上がる=福島県いわき市の夕月工場で2021年4月19日、高橋隆輔撮影

 <MADE IN 東北>

 福島県いわき市は、日本人にとってなじみ深いかまぼこの一大産地として知られる。東日本大震災などにより、生産量や工場数は減少したが、1951年創業の老舗メーカー「夕月」(いわき市泉町)は毎日10万本以上のかまぼこを作り続け、私たちの食卓に彩りを添えてきた。工場を訪ねると、蒸し上がったばかりのプリッとしたかまぼこから、うまみを感じさせる香りが立ち上っていた。

 いわき市沿岸では、古くから練り製品向きの白身魚が水揚げされていたため、大正時代からかまぼこが作られるようになった。冷凍のすり身が開発されて夏場も生産できるようになると、50年代から一大産業に成長した。2007年版「蒲鉾(かまぼこ)年鑑」によると、「包装かまぼこ」の生産量は福島県が全国一となっている。

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