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東海美酒めぐり

個性豊かな美酒の数々から、東海の自然と人々の営みを見つめてみました。

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澤田酒造(常滑市古場町) 地域に根ざした「白老」 こだわり持ち愚直に /愛知

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澤田酒造=愛知県常滑市古場町で2021年4月26日、荒川基従撮影
澤田酒造=愛知県常滑市古場町で2021年4月26日、荒川基従撮影

 中部空港が浮かぶ海を右手にのぞきながら、堤防沿いの小道を歩き続ける。カキが底にへばりついた小さな川を渡るたび、潮の香りは強さを増す。名鉄常滑駅から知多半島を南へ1時間ほど向かうと、銘酒「白老」で知られる澤田酒造(常滑市古場町)の黒壁が見えてきた。

 170年以上前の嘉永元(1848)年、海運で栄えていたこの半島に、初代の澤田儀平冶が酒造業を起こした。2015年10月に社長に就いた澤田薫さん(40)は6代目蔵元。先代の父研一会長(70)らが6代目を支えている。

 「愚直な酒造りは、6代続けてきたことです」と薫社長は言う。「高級」というくくりではなく、「本当にいいもの」を届けたい。「酒造りを愛し、おいしい酒を飲んでもらいたいという思いを脈々と受け継いでいるんです」

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