中朝国境、輸送再開遅れ 背景に両国の駆け引き

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国境封鎖で物資不足が伝えられる北朝鮮北部・新義州。ガソリン不足も伝えられるが、ときおりバスやタクシーが走っていた=対岸の中国遼寧省丹東から2021年5月2日、米村耕一撮影
国境封鎖で物資不足が伝えられる北朝鮮北部・新義州。ガソリン不足も伝えられるが、ときおりバスやタクシーが走っていた=対岸の中国遼寧省丹東から2021年5月2日、米村耕一撮影

 新型コロナウイルス対策で昨年1月から国境が封鎖されている北朝鮮と中国との間の陸路による貨物輸送の再開が、予想された4月上旬よりも遅れている。北朝鮮内では物資不足から生活必需品の価格が高騰するなどの混乱が伝えられるが、なぜ再開しないのか。4月末に中朝国境の街、遼寧省丹東を歩くと、その背景として中朝間の不協和音や駆け引きが存在する可能性が浮かんできた。

 「労働節の休暇(5月1~6日)が終わってもすぐに開くことはない」。4月下旬、ある中朝貿易関係者は中国の鉄道関係者にそう言われ、落胆した。「(北朝鮮側から)注文はいろいろ来ている。なんとか早く再開してもらいたいのだが」

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