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とどめを刺したのは誰か 今も残る謎 ビンラディン裏ファイル②

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アボタバードにあるビンラディンの「隠れ家」の衛星写真=米中央情報局(CIA)のウェブサイトから
アボタバードにあるビンラディンの「隠れ家」の衛星写真=米中央情報局(CIA)のウェブサイトから

 ビンラディンにとどめを刺したのは誰か。肝心な点で、隊員2人の証言が食い違う。

 「アメリカ最強の特殊戦闘部隊が『国家の敵』を倒すまで」の筆者ビソネットは、3階にたどり着いた直後、先頭を進む隊員(先兵)が放った一撃でビンラディンが深手を負ったと同書に記している。ビソネットが部屋に踏み込んだ時点でビンラディンは床に倒れていたものの、息があり、胸に数発の弾を撃ち込みとどめを刺した。

 ビソネットの暴露本が出版された後、米エスクァイア誌、米ワシントン・ポスト紙のインタビューに応じたオニール。部屋に入ろうとした際に先兵が娘2人を押しのけたところまでは同じだ。だが、先兵の撃った弾は「外れ」、ビンラディンは3メートルほど前で立って動いていたと語る。殺害したのは自分で、それも即死だったという。オニールは先兵に次ぎ2番手で3階にたどり着く。その際、安全確保のため何度も後ろを振り返ったが、後続の隊員はいなかったという。この説だと、ビソネットはだいぶ後に駆け付けたことになる。

 果たしてどちらが正しいのか。参考にしたのが、…

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