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コロナ回復者から「抗体」取得 福島県立医大、医薬品など開発へ

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新型コロナウイルスの抗体を使った医薬品開発について説明する福島県立医大の高木基樹教授=福島市光が丘の同大で2021年4月27日午前10時44分、寺町六花撮影 拡大
新型コロナウイルスの抗体を使った医薬品開発について説明する福島県立医大の高木基樹教授=福島市光が丘の同大で2021年4月27日午前10時44分、寺町六花撮影

 新型コロナウイルスの予防・治療薬として抗体医薬品の開発を目指す福島県立医大は、新型コロナ回復者の血液から、ウイルス感染を防ぐ「中和抗体」と、抗体を生み出す遺伝子の取得に成功したと発表した。臨床試験に向けた研究を展開するほか、抗体を含む衛生用品の開発も進める。

 同大では、人の粘膜に多く存在し、目や鼻などからの感染を防ぐ抗体に着目。これまで約90人の回復者から採血し、抗体の取得に成功した。変異株への反応は確認中という。

 実際に医薬品が使われるまでには少なくとも10年程度かかるといい、開発を進める同大の高木基樹教授は「早く人に投与して効果を検証したい」とした。抗体の大量製造を外部に委託するほか、抗体を含むスプレーやマスクの開発に取り組み、今夏にも研究用の試作品を作る。

 同大は被災地での新産業集積を目指す「福島イノベーション・コースト構想」に参画しており、竹之下誠一学長は「今年10月ごろまでに浜通りに拠点を作り、企業と一緒に抗体医薬品の研究に取り組みたい」との考えも示した。【寺町六花】

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