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花谷寿人の体温計

政治や社会の出来事が人々に与える影響を「体温」として読み解く、花谷寿人論説委員のコラム。

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花谷寿人の体温計

黙浴が終わるまで

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 5日は菖蒲(しょうぶ)湯だった。

 最近は銭湯で若者をよく見る。レトロな風情からスタイリッシュなタイプまで楽しんでいる。銭湯めぐりを勧めるパンフレットも作られた。銭湯の経営難が伝えられて久しい。消費税率の引き上げ以降、全国で値上げが相次いでいる。それでも若い人が経営を引き継ぎ、人気を集める所もある。

       ◇

 2018年に出版された小野美由紀さんの小説「メゾン刻(とき)の湯」は東京の下町にある築100年の銭湯が舞台。そこに住みついた若者たちの群像劇だ。

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