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「パラが感動を強制しないか」 舩後議員語るやまゆり園聖火問題

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舩後靖彦参院議員=千葉県市川市で2019年9月15日午後4時39分、尾籠章裕撮影
舩後靖彦参院議員=千葉県市川市で2019年9月15日午後4時39分、尾籠章裕撮影

 2016年に利用者ら45人が殺傷された相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で東京パラリンピックの聖火を採火することを決めた市の対応が議論を呼んでいる。市は7日に撤回を表明する見通しだが、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の舩後靖彦参院議員=れいわ新選組=はこの問題をどう見ているのか。舩後氏は市の発想を「非常に残念」といい、さらにパラリンピックが感動を強制する恐れや、障害者に対する「意識の壁」を生んでいる制度の問題にも言及した。【聞き手・高田奈実】

 ――やまゆり園をパラリンピックという祭典に使う相模原市の感覚をどう思うか。

 ◆非常に残念だ。もし交通事故や事件が起こった場所を祭典の会場にしようと発案する時、遺族や関係者の意見を聞かずに行うだろうか。市の決定過程に障害者の思いや意思を軽んじる面があるのではないかと感じる。市にはまず、当事者の意見に耳を傾けてもらいたい。

 ――やまゆり園の入所者は知的障害者で「(身体障害が中心の)パラリンピックと関係ない」と指摘する声もある。

 ◆パラリンピックは身体障害を中心とした競技大会であることからもわかるように、関わる障害者はごく一部。多くの障害者は障害のない人以上にスポーツをする機会が少なく、距離が遠いというのが実態ではないか。ましてや、やまゆり園の入所者など重度障害者がスポーツなどの余暇をどれほど楽しむ機会があったのか、自分自身の施設の経験からしても甚だ疑問だ。そうした施設の現実抜きに採火式というイベントを考えついたのであれば、被害者、遺族の方への敬意を感じない。

 さらに私が懸念して…

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