ファスナーのYKK 大震災機に富山回帰 黒部は技術の総本山

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さまざまな種類のファスナー=富山県黒部市で2021年4月23日午後2時43分、砂押健太撮影
さまざまな種類のファスナー=富山県黒部市で2021年4月23日午後2時43分、砂押健太撮影

 日ごろ身に着ける衣類やかばんなどに幅広く使われるファスナー。その多くには「YKK」の文字が刻まれているはずだ。米国の主要ジーンズメーカーをはじめ、さまざまな用途に製品が使われる世界有数のファスナーメーカー。近年、創業者ゆかりの地、富山県へ管理部門など本社機能の一部を東京から移転した。背景には戦争や震災などに直面し、事業の継続を懸けて富山とのつながりを強化してきた歴史がある。

 北アルプス・立山連峰に近い同県黒部市の水田地帯のど真ん中にあるYKKの主力工場・黒部事業所。記者は富山へ赴任して1年あまり。同社が県内に工場を持つことは知っていたが、見学施設に並ぶ多種多様なファスナーを見ると、知らないことの連続だった。

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