「昨日の敵」が接近 米外交方針転換、消耗避けたい中東各国の思惑

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 「サウジアラビア対イラン」「サウジ対トルコ」など中東で近年対立してきた国同士に関係改善を目指す動きが活発化している。主な背景は米国の中東外交の変化だ。一方で相互不信は依然として根強いとの見方もあり、地域安定化につながるかは未知数だ。

 1月に就任したバイデン米大統領は中国とロシアへの対抗姿勢を打ち出し、軍事的な軸足をイラクやアフガニスタンからアジア太平洋地域に移しつつある。中東ではトランプ前政権が敵対したイランに対話重視の姿勢を示すほか、人権問題を抱えるサウジやトルコへの風当たりを強めている。

 こうした中、イスラム教スンニ派の盟主を自任するサウジは、2016年に国交を断絶したシーア派大国イランとの関係改善を模索する。両国の安全保障当局者は…

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