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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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街中を乗馬で巡る「うまさんぽ」 福島・南相馬で開催へ

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 街中で乗馬を楽しめるユニークな取り組みが、福島第1原発事故の被災地、福島県南相馬市小高区で始まる。原発20キロ圏内の同区は「警戒区域」となり、住民は避難を余儀なくされた。5年前、ほぼ全域の避難指示が解かれたが、暮らす人は震災前の3割にとどまる。乗馬はそんな中、市の後押しを受けた東京出身の神瑛一郎(じんよういちろう)さん(26)が発案した。国の重要無形民俗文化財「相馬野馬追(のまおい)」が息づくこの地を舞台に、神さんは「馬と人が、もっと身近な関係になることが目標。地域のブランド作りにも貢献できたら」と意気込む。

 JR小高駅近くの通りに、カツカツとひづめの音が響く。「お馬さんだ」。年配の女性が見上げる白馬には、乗馬初体験の男性がまたがる。手綱は神さんが引き、歩道を歩く。往復30分のコースは、題して「小高うまさんぽ」。Uターンするのは、毎年7月の相馬野馬追で、裸馬を素手で捕らえて奉納する神事「野馬懸(のまかけ)」の舞台でもある相馬小高神社だ。4月から試行を重ねており、5月末からの事業化を予定している。

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