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延長ナシのプロ野球 両監督の頭脳戦 九回裏の攻防=やくみつる

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 今季のプロ野球は、新型コロナウイルスまん延防止の観点から(効果の方は定かではないが)延長戦が行われない。ために、随分と興ざめな思いもしていた。かねて回数制限など設けず、米大リーグのようにたとえ日付をまたがってでも決着をつけてほしいと願っていたくらいで、延長ナシなど興ざめもいいところ――。

 と考えていた。が、ここへ来て考えが変わってきた。もちろん同点のまま九回打ち切りは釈然としないが、僅差で終盤にもつれ込む試合。リードしているチームは九回試合終了から逆算して中継ぎ、抑え投手を容赦なくつぎ込める。リードを許しているチームはとりあえずの同点狙いをせず、残り僅かのイニングに一気の逆転をかける。いずれにせよ積極的な采配が求められ、監督の腕の見せどころともなる。

 その典型ともいえた試合が3日の広島―巨人戦。この試合、巨人1点リードで迎えた九回裏、原監督はこの回だけで4人の投手を起用するという細心の采配を見せた。対する広島は1死から連続安打で逆転サヨナラのお膳立て完了。

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