ルーレット式おみくじ器 今も年2000台出荷 用紙手作り

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大ヒットしたルーレット式おみくじ器=岩手県滝沢市鵜飼で2021年4月8日午後4時30分、山田豊撮影
大ヒットしたルーレット式おみくじ器=岩手県滝沢市鵜飼で2021年4月8日午後4時30分、山田豊撮影

 1960年代ごろの喫茶店ブームに乗って大ヒットした「ルーレット式おみくじ器」を国内で唯一、製造しているのが岩手県滝沢市の北多摩製作所だ。最近では個人購入する人もいて、年間約2000台を全国に出荷する。

 62年創業で、本業は医療機器など精密機器の金属部品に穴を開ける作業を得意とする金属加工業。おみくじ器とは無関係にも思えるが、取締役でおみくじ事業部担当の進藤卓弥さん(64)は「おみくじ器の売り上げが会社と社員を助けたことが何度もあった。おみくじ器は捨てられない」と話す。

 滝沢市出身の創業者が東京で金属加工業を始めたが軌道に乗らず、新規事業を模索していた時に出会ったのが、おみくじ器が付いた灰皿だった。初期費用に数百万円をつぎ込んで試行錯誤し、ようやく生まれたのがルーレット式おみくじ器だ。最盛期には年間数十万台が売れる大ヒットにつながった。

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