全国唯一の女性村長 職員、村議時代に感じた働くことへの壁

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インタビューに応じる佐藤ひさ子氏=北海道留寿都村で2021年4月23日午後0時21分、真貝恒平撮影
インタビューに応じる佐藤ひさ子氏=北海道留寿都村で2021年4月23日午後0時21分、真貝恒平撮影

 全国に183ある村で唯一の現職女性村長、北海道留寿都(るすつ)村の佐藤ひさ子村長(62)が毎日新聞のインタビューに応じた。道内の179市町村でも女性首長は佐藤氏だけ。村職員や村議として長年行政に携わってきた経験から、女性がリーダーになることの難しさや、カジノを含む統合型リゾート(IR)汚職事件で傷ついた村のイメージをどう回復するかについて聞いた。【聞き手・真貝恒平】

 ――村長選に立候補した理由を教えてください。

 ◆前村長が取り組んだ風力発電所の誘致を巡り、村は真っ二つに割れていました。発電所を設置すると自然景観が損なわれてしまう。誘致の方向にかじを切ってしまったことで、前村長と村民の間に距離が生まれました。

 今年に入り、前村長を支持しない村議や村民と相談する中で出馬を要請されました。「自分にできるだろうか」と不安はありましたが、「村のことは村民が決める」という思いは村職員、村議を務めてきたからこそ強かった。「村民に信頼される村政にしたい」と立候補を決めました。

 ――女性首長は少ないです。女性がリーダーになる難しさを感じていましたか?

 ◆家父長的な家庭が多いことや男性主導の社会に私なりに疑問を抱いていました。し…

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