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英国を構成する英連合王国の一つ、スコットランドの自治議会選は、独立派勢力が過半数を確保した。仮に独立を目指す場合、今後は経済的な「損得」勘定も議論されるとみられる。
2020年末に英国が欧州連合(EU)から完全離脱したことに伴い、英国が受けた「悪影響」について大きく報じられた数字がある。21年1月の英国からEUへの魚介類輸出額は、前年同月比「8割減」。EUとの間で大幅に落ち込んだ貿易の実態が内外に示された。こうした中、良質な漁場を持つスコットランド住民にはEU離脱への不満もくすぶる。今回、独立派を勢い付かせた背景にはこの住民感情もあるとみられる。
ただ全体で見れば、スコットランドの出荷先(金額)としてはEUは2割弱。6割を占めるのは英国内の他の地域だ。
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