御柱祭用材 木やり抜き、チェーンソーで伐採 諏訪大社

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春宮一之柱に斧(よき)入れする烏帽子(えぼし)に白丁(はくちょう)姿の熊崎克志伐採長=諏訪大社提供
春宮一之柱に斧(よき)入れする烏帽子(えぼし)に白丁(はくちょう)姿の熊崎克志伐採長=諏訪大社提供

 2022年春の諏訪大社御柱祭に向けた下社(長野県下諏訪町)の御柱用材の伐採が10日、同町の東俣国有林であった。新型コロナウイルス感染防止の対策を徹底し、参加人数を絞って実施した。下社の秋宮と春宮の計8本のモミの大木が切り倒された。感染防止のため、木やりもなく、チェーンソーの機械力による作業時間短縮を図ったといい、関係者は「御柱祭の歴史上まれにみる伐採だった」と話した。

 御柱祭は数えで7年ごと(6年に1度)に実施される。下社伐採は下諏訪町の氏子が担当し、御柱祭の前年に行う通例だ。これまでは1000人以上が入山していたが、今回は伐採作業を行う約300人だけが参加した。曳行(えいこう)担当の氏子や報道関係者も入山規制となった。

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