沖縄の誇り、世界遺産に 「登録は通過点」「先人に感謝」

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沖縄県の西表島=2018年4月、本社機「希望」から徳野仁子撮影
沖縄県の西表島=2018年4月、本社機「希望」から徳野仁子撮影

 まさかの延期勧告から3年。日本政府が世界自然遺産に再推薦していた「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」(鹿児島、沖縄両県)が10日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関、国際自然保護連合(IUCN)に「登録が妥当」と勧告され、地元は喜びに沸いた。

 西表島がある沖縄県竹富町の通事太一郎(とうじたいちろう)・世界遺産推進室長は「安堵(あんど)している。生物多様性や実際にそこに人が生活している文化的な背景も含めた自然環境そのものが西表島の魅力だ」と喜んだ。西表島ではオーバーツーリズム対策として入島人数を年間33万人に制限する施策の導入に向けて取り組む。「登録は一つの通過点。観光客が押し寄せて環境に影響が出ないよう規制を強化し、より質の高い観光にしていくことが課題だ」と話した。

 「やんばる」と呼ばれる沖縄本島北部での観光の窓口となる沖縄県東村(ひがしそん)のNPO法人「東村観光推進協議会」の小田晃久事務局長は「『やっと』という気持ち。非常にうれしい」と語った。2018年の登録延期勧告から3年、世界自然遺産の登録後に増加が予想される観光客への対応策などを関係者間で検討してきた。「コアエリアを保護しながら周辺地域でどう楽しむことができるかを話し合ってきた。多くの人に訪れても…

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