連載

くらしナビ・環境

地球温暖化や野生生物との関わり、ごみ問題…。地球を守るにはどうすればいいのかを考えます。

連載一覧

くらしナビ・環境

熱帯の天然林、破壊が加速

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷

 日本をはじめ多くの国が2050年に温室効果ガスの排出実質ゼロを宣言した。森林を守り、再生して二酸化炭素(CO2)吸収量を増やすことが重要だが、近年、熱帯の天然林の破壊が加速。日本人の消費生活とも深く関連する世界の森林破壊の現状を探った。

 ●昨年消失面積12%増

 米国の環境シンクタンク、世界資源研究所(WRI)とメリーランド大のチームは3月、「20年には人の手が加わっていない天然の熱帯林が4万2000平方キロ失われた」とのデータを発表した。これはオランダの面積に匹敵し、19年から約12%増。排出されたCO2は26億4000万トンと日本の年間排出量の2倍を超える。

 新型コロナウイルスの影響で人間活動が減る中でも森林破壊は増加した。政府の監視の目が行き届かなくなって違法伐採が増えたことなどが理由らしい。WRIのフランセス・シーモアさんは「天然林破壊の増加は気候変動だけでなく生物多様性にとっても重大な問題だ」と危機感を募らせる。

この記事は有料記事です。

残り1731文字(全文2148文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集