中国の人口14.1億人 20年調査 今後1~2年で減少の可能性

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 中国国家統計局が11日発表した2020年の国勢調査によると、香港、マカオ、台湾を除く中国本土の総人口は14億1178万人だった。10年の前回調査より7206万人増加し、19年の推計値14億5万人からも増加した。ただ中国では少子高齢化が急速に進んでおり、今後数年で人口減少に転じるとの見方も出ている。

 総人口の年平均増加率は0・53%で、前回調査の0・57%から減速した。中国政府は16年に「一人っ子政策」を撤廃し、2人まで出産を認めた。だが、20年の出生数は約1200万人にとどまり、17年以降4年連続で減少。少子化に歯止めがかかっていない。子育て費用の増加などが影響しているとみられるが、同日記者会見した国家統計局の寧吉哲局長は「出産政策を最適化し、子育てなどのサービス体系を充実させる必要がある」と指摘。今後3人目以降の出産制限の撤廃に向けた議論が進む可能性がある。

 年代別の人口は、14歳以下が2億5338万人だったのに対し、60歳以上が2億6402万人とこれを上回った。全体に占める割合は60歳以上が18・7%で、前回調査より5・44ポイント上昇しており、高齢化が進んでいることも浮き彫りとなった。一方、消費や労働を支える15~59歳の生産年齢人口は前回から6・79ポイント下落しており、政府は定年延長も検討している。

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