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「温室ガス2045年実質ゼロ」 ドイツ決断背景に緑の党と若者

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ドイツ政府が主催したオンラインの閣僚級会合で2045年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指すと表明したメルケル首相=6日、AP
ドイツ政府が主催したオンラインの閣僚級会合で2045年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指すと表明したメルケル首相=6日、AP

 ドイツ政府が2045年までに国内の温室効果ガス排出量を実質ゼロにする方針を打ち出した。従来の目標を5年前倒しし、「排出実質ゼロ」を目指し加速するレースで主要先進国の先頭に躍り出た形だ。背景には伸長する野党や裁判の判決など、国内事情がある。【念佛明奈(ベルリン)、八田浩輔】

 「世界中の将来の世代のため、地球温暖化の劇的な影響を抑えるための素早く断固とした行動が不可欠だ」

 6日にオンライン方式で開かれたドイツ政府主催の閣僚級会合「ペータースベルク気候対話」で、メルケル首相は45年までに排出実質ゼロを目指す新たな目標を発表した。中間目標として30年までに1990年比で65%減、40年までに90年比88%減を掲げ、19年に施行された気候保護法の改正案を12日、閣議決定した。今後、議会に諮る。

 欧州連合(EU)は19年、すべての加盟国で50年までに排出実質ゼロを目指す方針で合意している。ドイツは当初、国内経済を支える自動車業界などへの配慮からEUレベルでの合意に慎重な姿勢をみせていた時期もあったが、「急旋回」した。

 方針転換の背景には…

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