「二つと同じご遺体はない」 最後のとりで・検視官の技能を次世代に
毎日新聞
2021/5/12 14:00(最終更新 5/15 11:54)
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培った専門技能や知識を都道府県警の枠を超えて次世代に伝承する広域技能指導官に、千葉県警捜査1課の浜田昌也警視(54)が検視官として初めて選ばれた。検視官は遺体を調べて事件性の有無を見抜く「最後のとりで」であり、浜田警視は「絶対に犯罪を見落とすことはできない」と語る。東日本大震災では大きな被害が出た岩手県に入り、犠牲となった一人一人の遺体と向き合った日々もあり、後輩たちに自身の経験を伝えていく。
警察庁が指定する広域技能指導官制度は1994年に始まった。犯人検挙のための職務質問や鑑識、インターネット犯罪に関する捜査など専門性が高い技術を全国の警察学校などで教える。検視官として選ばれるのは、福岡県警の警察官とともに今回が初めてという。
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