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ニューイヤーからトーキョーへ パラ陸上・和田伸也を導く伴走者

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パラ陸上日本選手権男子5000メートル(視覚障害T11)で力走する和田伸也(左)と伴走者の竹内颯=東京・駒沢陸上競技場で2021年3月20日、宮間俊樹撮影
パラ陸上日本選手権男子5000メートル(視覚障害T11)で力走する和田伸也(左)と伴走者の竹内颯=東京・駒沢陸上競技場で2021年3月20日、宮間俊樹撮影

 東京パラリンピックの陸上(視覚障害)代表に内定している2012年ロンドン大会銅メダルの和田伸也(43)=長瀬産業=の「目」を務める伴走者は異色の存在だ。実業団陸上の中央発條(はつじょう)に所属する竹内颯(はやて)(24)は「ニューイヤー駅伝」にも出場するトップ選手。2人はどうやって出会ったのか。

 2人の“初共演”は、東京・駒沢陸上競技場で今年3月に行われたパラ陸上日本選手権。2人は「きずな」と呼ばれるロープで結ばれ、男子1500メートルと5000メートルに出場。1500メートルは同一クラスの選手がいない単独走だったが、出場2人の5000メートルでは、東京大会内定の唐沢剣也(群馬県社会福祉事業団)に競り負けた。直近2年間が対象の世界ランキングは1位が和田、2位が唐沢。竹内は「自分が見えている世界を明確に指示する難しさを感じた」と振り返った。

 2人の出会いは今年1月。中央発條の亀鷹律良(ただよし)監督が経営する岐阜県内の合宿施設を、和田が利用したことがきっかけだった。「トップ選手の協力がほしい」と望む和田に、亀鷹監督は5000メートルが得意で和田と同じ大阪府出身の竹内を紹介した。5000メートルの自己ベストが13分31秒73の竹内は「びっくりしたけど、話をもらえたのは光栄だった。『ぜひ自分が』と言いました」と快諾した。自身はこの直前、…

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