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元「ブルゾンちえみ」藤原しおりさん コロナ下に見つけた居場所 わがまま通り「リモート最高」

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元「ブルゾンちえみ」藤原しおりさん=長谷川直亮撮影
元「ブルゾンちえみ」藤原しおりさん=長谷川直亮撮影

 「あー、女に生まれてよかった!」「ダメウーマン」「35億」といった印象的なフレーズで4年前に彗星(すいせい)のごとく現れ、一世を風靡(ふうび)したお笑い芸人を覚えているだろうか。「ブルゾンちえみ」の名前が芸能界から消えて1年がたった今、その彼女に会った。

 絶頂期の面影を残しながら、表情は明るく、どこか生き生きしている。昨年3月で所属事務所を退所し、現在は本名の名前を平仮名にして活動中の「ブルゾンちえみ」改め藤原しおりさん(30)である。「目指していた富士山の頂上に向かって一生懸命登って到達して『やったー。頂上から見える景色はこんな感じか』と納得できた感じです。テレビにも出られて満足した。だから次の山に登るためにいったん下山しました」。下積み時代を含めて約5年の芸人生活をそう振り返った。

 2017年に始めた「キャリアウーマン」ネタのキャラは「面白い」と言われるより「うっとうしい」と思われたかったといい、とにかく鮮烈だった。シャツにタイトスカート、目力を強調したアイメークに赤い口紅。イケメン2人を従え、「上から目線」のキャリアウーマンになりきる姿は痛快、爽快。もともと映画やドラマの演技、音楽、お笑いとエンターテインメント全般が好き。「矢沢永吉さんや桃井かおりさんって自信満々ですが、すがすがしくてかっこいいけど、なぜだか笑えてくる。かっこよすぎる人を見てると笑顔になるのをネタにして表現したかった」のが、キャリアウーマンの出発点だ。

 小学生の頃から地元・岡山の劇場にお笑いライブを見に行き、お笑いの世界に憧れた。大学中退後、岡山の劇団を経て大阪の専門学校で歌やダンスを学び、上京してタレント養成所に入って芸人を目指した。「お笑いライブを手伝う機会があって。演技や歌に比べて白黒はっきり…

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