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八神純子の雨がやんだら

八神さんが日常にふと感じたこと、分かち合いたいことをつづります。

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母を守る「ミッション」 /愛知

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母との食事で乾杯する筆者(左)
母との食事で乾杯する筆者(左)

 読者の皆さんのご想像通り、コロナ禍で私の生活は一変した。以前は月に一度、自宅のあるアメリカ・ロサンゼルスと日本を往復し、日本にいても根城は東京のホテル。そこから全国へコンサートツアーに出掛け、名古屋の実家に戻るのは隙間(すきま)の時間だけだった。

 それが2020年1月、日本に帰ってから米国に一度も行けず、コンサートツアーやディナーショーの大半がキャンセルか、延期になった。東京にいる必要もなくなり、実家に居候させてもらっている。歌=仕事中心の生活には違いないが、実家であるが故、一緒に暮らす母を守るという「ミッション」が生活に加わった。

 「母が食べやすいご飯を作る」「テレビの『みんなの体操』や散歩を一緒にする」「具合が悪そうならば、医者にすぐに連れて行く」といった日常の行動を「ミッション」と言うには少し大げさか。それでも時折、このミッションには「問題」が起きる。

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