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講談師・鱗林のぐるぐるりんりん

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講談師・鱗林のぐるぐるりんりん

家康守った大樹寺 立志開運の「かんぬき」 /愛知

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挿絵 登龍亭獅篭(落語家)
挿絵 登龍亭獅篭(落語家)

 5月は桶狭間月だ! 永禄の3年5月19日(1560年)、天下を取ろうと西上する駿府の今川軍と、尾張の織田軍が激しくぶつかりあった桶狭間の戦い。「講釈師、冬は義士、夏はお化けで飯を食い」とよく言いますが、名古屋在住の講談師としては「5月は桶狭間で飯を食わにゃあ」が加わります! そこで今回は愛知県岡崎市にある松平家・徳川将軍家菩提(ぼだい)寺の成道山松安院大樹寺について。なんで、いろんなとこすっとばしてそこなの?とくるかもしれませんが、昨年5月、2回に分けて桶狭間の戦いについて掲載しておりまして。興味を持っていただけた方は毎日新聞のアプリ有料登録を‼

 桶狭間の戦いで今川義元が討ち取られ、今川家の家来であった松平元康(後の徳川家康)が命からがら逃げた寺なのです。死を覚悟する元康、先祖の墓前で自害しようとするのですが、13代住職登誉(とうよ)上人から「厭離穢土(おんりえど)、欣求浄土(ごんぐじょうど)」(戦国乱世を住みよい浄土にするのがお前の役目)と諭され、自害を思いとどまったという。元康がここにたどり着いていなかったら、江戸時代というのは一体全…

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