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泉佐野市は11日、新型コロナウイルスの家庭内感染を防止するためとして、感染者と同居する陰性の家族が、市に協力する宿泊施設で過ごした場合の宿泊費について、1人1日1万円(最大14日間)を助成すると発表した。
事業費は約1960万円を見込み、千代松大耕市長は記者会見で「家庭内感染が広がっている現実がある。市内には宿泊施設も多い」と述べた。
また、市内のりんくうタウン駅ビルの空きテナントにPCR検査を受け付けるセンターを設置し、無症状の市民なら9回まで無料で検査を受けられる事業も実施する。ビジネス上、相手企業から陰性の証明を求められるケースがあり、経済的支援の側面もあるという。検査する事業者は今後公募し、事業費は約2510万円を予定している。
両事業とも5月臨時議会で一般会計補正予算案が可決されれば、7月から2022年3月まで実施する。
千代松市長は「4月以降1カ月の急速な感染急拡大に危機感を持っている」と述べた。【上野宏人】