宝塚歌劇 星組「ロミオとジュリエット」 喜びの美しいデュエット=評・小玉祥子

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礼真琴のロミオ(右)と舞空瞳のジュリエット=宝塚歌劇団提供
礼真琴のロミオ(右)と舞空瞳のジュリエット=宝塚歌劇団提供

 シェークスピア原作のミュージカル。宝塚では2010年に星組で初演し、各組で再演を重ねて今回が8年ぶり5度目の上演となる人気作品。ジェラール・プレスギュルヴィック作、小池修一郎潤色・演出、稲葉太地演出。

 2幕構成。1幕は伊・ヴェローナで敵対関係にある、モンタギュー家の跡取りロミオ(礼真琴)とキャピュレット家の娘ジュリエット(舞空瞳)が恋に落ちてひそかに婚礼を行うまで。

 モンタギューは青、キャピュレットは赤が基調の衣装で対立が視覚からも伝わる。両家の若者たちの争いが冒頭からエネルギッシュなダンスで見せられる。仮面舞踏会の喧噪(けんそう)の中での礼のロミオと舞空のジュリエットの出会いは、そこだけ時が止まったような静けさが漂う。礼はジュリエットに引き寄せられていく心の震えを繊細に見せ、舞空にはいちずさと大胆さが感じられた。喜びにあふれた2人のデュエット「エメ」が美し…

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