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子どもたちの伝言

子どもたちが抱える学校内外での課題を、執筆者と一緒に考えます。

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学校現場をみつめて/188 お願いベース 強制なしに動ける日本人 /四国

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 「緊急事態宣言は効果があがらない」「五輪はできない」「新型コロナウイルス対策はだめだ」「政治は信じられない」と、ネガティブな声が多く聞かれます。今の状況をみれば、こうした声が出るのも仕方ないかもしれません。人は何かトラブルが発生すると、諦める人と奮起する人に分かれます。前者は不満を述べ、責任を転嫁してしまうようですが、個人としての責任はしっかりと回避しています。後者は何かできることはないかと建設的に動きますが、失敗もあり、責任が問われることがあります。どちらが得なのでしょうか。

 作家の半藤一利氏は、これからの国の姿を政府任せにせず、自分自身で考えることが大切だと指摘しました。特に国家的な危機にあたっては、指導者たちは、根拠のない確信から、どうしても楽観的に考えてしまう傾向があり、太平洋戦争がその大きな教訓だといいます。その反省から戦後は民主主義の重要性が説かれてきました。また、個の重要性を求めてきましたが、これが行き過ぎたため、孤立や身勝手という新たな課題も生んでいるの…

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