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混迷を深める世界情勢のなかで、とるべき針路は――。日本を代表する国際政治学者が交代で論じます。

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専制・中国との競争 民主主義国、連帯で優位に=政策研究大学院大学長・田中明彦

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米連邦議会の上下両院合同会議で就任後初の議会向け演説を行うバイデン米大統領=4月28日、ロイター
米連邦議会の上下両院合同会議で就任後初の議会向け演説を行うバイデン米大統領=4月28日、ロイター

 バイデン政権がアメリカに誕生して以来、民主主義諸国間の連帯がこれまで以上に強調されるようになった。「冷戦」という言葉は使わないが、バイデン大統領は「唯一の競争相手」とみなす中国との間には、民主主義と専制主義の競争があると語る。日米豪印の「クアッド」の首脳会談を提唱し「自由で開かれたインド太平洋」の構想を世界に先駆けて打ち出してきた日本は、当然、このようなバイデン政権が強調する「民主主義」陣営の最有力なパートナーである。

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