中国の「戦狼」趙氏の挑発的発信 日本、対応に苦慮

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中国外務省の記者会見に臨む趙立堅副報道局長=2月24日、AP
中国外務省の記者会見に臨む趙立堅副報道局長=2月24日、AP

 沖縄県・尖閣諸島周辺での中国公船による領海侵入や人権問題などを巡って日中関係が冷え込む中、中国外務省の趙立堅副報道局長が自らのツイッターに、東京電力福島第1原発の処理水放出を皮肉ったパロディー画像を投稿した。日本政府は削除を要請したが趙氏側は応じず、挑発的な発信を続けている。日中外交当局の発信方法の違いもあって日本は効果的なタイミングで反論できず、対応に苦慮している。

 趙氏は好戦的な「戦狼(せんろう)外交」の代表的存在として知られる。

 4月26日夜、ツイッターに江戸の浮世絵師、葛飾北斎の代表作「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」をモチーフにした風刺画を投稿。船上で防護服を着た人物が放射性物質のマークの入ったバケツから緑色の液体を海に流す様子が描かれ、富士山は原発とみられる建造物に描き換えられていた。趙氏は「北斎が生きていれば非常に心配していただろう」と英語で書き込み、日本が決めた福島第1原発の処理水の海洋放出を皮肉った。

 日本政府はすぐに外交ルートを通じて厳重抗議し削除を求め、趙氏の「同格」にあたる吉田朋之…

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