「食べて寝て体大きく」改める力士 コロナ死1年、健康管理変化

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無観客の中、土俵上を回る新型コロナウイルス感染予防を啓発する幕=東京・両国国技館で2021年5月9日、宮間俊樹撮影
無観客の中、土俵上を回る新型コロナウイルス感染予防を啓発する幕=東京・両国国技館で2021年5月9日、宮間俊樹撮影

 新型コロナウイルスに感染した大相撲の三段目力士、勝武士(本名・末武清孝さん)が亡くなり、13日で1年がたった。糖尿病など基礎疾患を抱え、感染による重症化リスクが指摘される力士たちはこの1年、悲しみを教訓にこれまでの角界の伝統や慣例からかけ離れた日常を過ごしてきた。コロナ下で力士の体作りも変化し始めている。

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 角界に衝撃が走ったのは昨年5月13日。新型コロナウイルスに感染し入院中だった三段目の勝武士が、感染による多臓器不全で亡くなった。所属する高田川部屋では同4月に師匠の高田川親方(元関脇・安芸乃島)や十両・白鷹山らも感染したが、重症化した勝武士が亡くなった。

 日本相撲協会の感染対策プロジェクトチームのリーダーを務める芝田山広報部長(元横綱・大乃国)は、当時のやりとりが残るメールを見返しながら「感染が判明した時は受け入れ先の病院が見つからず、どうしていいのか分からない状況だった」と混乱ぶりを振り返り、「若い命を失ったことは本当に大きな痛手だった」と悼む。

 協会は…

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