リニア工事 知事「早期に方向付けを」 JR東海社長と会談 /長野

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オンラインで会談する阿部守一知事(左)と金子慎JR東海社長=長野県庁で2021年5月13日、去石信一撮影
オンラインで会談する阿部守一知事(左)と金子慎JR東海社長=長野県庁で2021年5月13日、去石信一撮影

 阿部守一知事とJR東海の金子慎(しん)社長は13日、リニア中央新幹線建設の課題などを話し合うため、非公開でオンライン会談をした。水源への影響に対する静岡県の指摘で、同県内のトンネル工事が遅れており、阿部知事は「課題をクリアして早期に(開業に向け)方向付けしてほしい」と求めたという。金子社長は、予定の2027年開業は厳しいという認識のもと「延びるとしてもできるだけ早く開業させたい」と応えたという。【去石信一】

 両者の会談は昨年3月以来。公開された冒頭、阿部知事は「リニア推進には地元の理解と協力が不可欠。丁寧に対話し、地元の思いに寄り添ってほしい」と話した。金子社長は「地元と意思疎通して工事を進めることは大事。新型コロナウイルスのため経営は急激に悪化したが、リニアの走行に支障はなく、工事も大きな影響はない。着実に進める」と述べた。

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