保証人返済訴訟 奨学金過払い、返還命令 支援機構に 札幌地裁判決

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判決を受け、報道陣に思いを語る原告=札幌市中央区で2021年5月13日午後2時51分、高橋由衣撮影
判決を受け、報道陣に思いを語る原告=札幌市中央区で2021年5月13日午後2時51分、高橋由衣撮影

 奨学金の返済を巡り、半額しか支払い義務がないのに全額の返済を保証人に求めたのは違法として、北海道小樽市の元高校教員の男性(75)と札幌市の女性(68)が日本学生支援機構(横浜市)を相手取り、過払い分の返還などを求めた訴訟の判決が13日、札幌地裁(高木勝己裁判長、中野琢郎裁判長代読)であった。地裁は半額を超える分については同機構の不当利益と認め、過払い分計約139万円の支払いを命じた。

 奨学金の保証人が過払い返還を求めた訴訟の判決は初めて。同種訴訟は東京地裁でも係争中で、影響する可能性がある。原告側は慰謝料も求めていたが、地裁は退けた。同機構から借りる際は、連帯保証人と保証人が1人ずつ必要。民法の「分別の利益」では連帯保証人は全額の支払い義務を負うが、保証人は連帯保証人を含めた人数で割った額しか返済義務がない。

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