連載

わが町にも歴史あり・知られざる大阪

人知れず建つ碑や地名などをよすがに、今につながる大阪の知られざる歴史を掘り起こします。

連載一覧

わが町にも歴史あり・知られざる大阪

/553 東高野街道/49 /大阪

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
遠目に奇妙な物体が見えた。これが掩体壕=八尾市垣内4で、松井宏員撮影
遠目に奇妙な物体が見えた。これが掩体壕=八尾市垣内4で、松井宏員撮影

 ◆八尾市

松が大事にされる訳

 前回、信貴山の道標に「すぐ信貴山」とあるのを、時間的な「すぐ」だと解釈してしまったが、「まっすぐ」のことだと読者からご指摘をいただいた。そうでした。今なら信貴生駒スカイラインが通っているから一本道だが、昔の村の中の道は入り組んでいて、なかなかわかりにくい。教興寺に行くのに、東高野街道とは違う道で村に入ったが、文字通り右往左往して見付けるのにずいぶん時間がかかった。

 街道を下っていくと、JAの先の四つ辻に一里塚がある。よくある松の木ではなく、1810(文化7)年の法華塔で、花が供えられていた。松の木は、辻を東へ入った所にあった。その脇に「垣内(かいち)村一里塚」と刻まれた石碑が建っている。これが対になっているわけだ。このあたりには「一里松」という小字があるそうで、この松が大事にされているのがうかがえる。

この記事は有料記事です。

残り782文字(全文1152文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集