大温度計、15回の節目 「暑さ日本一」熊谷の仕掛け人が8月定年

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大温度計のメッセージは毎年頭をひねってきたが、「コロナ禍が続き、昨年の踏襲です」と、宮地豊さんはちょっぴり残念そう=埼玉県熊谷市で5月14日、隈元浩彦撮影
大温度計のメッセージは毎年頭をひねってきたが、「コロナ禍が続き、昨年の踏襲です」と、宮地豊さんはちょっぴり残念そう=埼玉県熊谷市で5月14日、隈元浩彦撮影

 「暑さ日本一」の埼玉県熊谷市。酷暑到来を告げる風物詩、高さ4メートルの大温度計が14日、八木橋百貨店の玄関に置かれた。市内は朝から気温が上がり、午後2時過ぎには30・1度と、7月中旬並みの今年初の真夏日となった。2007年から始まって今年で15回の節目を迎える大温度計の設置を感慨深げに見上げていたのは、仕掛け人の同店販売促進部長の宮地豊さん(59)。8月に定年を迎える。【隈元浩彦】

 創業124年を迎える八木橋。市内1店だけの典型的な地方百貨店だが、猛暑の季節になると、大温度計がニュースに取り上げられ、知名度は全国区だ。当初、宮地さんの提案は「住みづらさをアピールするなんて」と経営陣から難色を示されたが、地元商店街との協力態勢で実現にこぎつけた。マイナスを逆手に取る発想は注目を集め、「猛暑日」が07年の流行語大賞に選ばれる一因に。宮地さんの名前も業界にとどろき、都内の大学の教…

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