“北の縄文遺跡”「今年こそ何とか」 世界遺産登録を待つガイド

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大船遺跡でガイドを務める二本柳敏子さん=北海道函館市大船町で2021年5月11日午後3時16分、真貝恒平撮影
大船遺跡でガイドを務める二本柳敏子さん=北海道函館市大船町で2021年5月11日午後3時16分、真貝恒平撮影

 北海道と青森、岩手、秋田3県が世界文化遺産登録を目指している「北海道・北東北の縄文遺跡群」。関係者は長年の悲願の成就を、7月にある国連教育科学文化機関(ユネスコ)の委員会に期待する。北海道函館市で遺跡のガイドをする二本柳敏子さん(70)も、朗報を待つ一人だ。

 渡島半島東岸の同市南茅部(かやべ)地区にある大船(おおふね)遺跡。太平洋を望める小高い丘に、約4500年前にあった100棟以上の竪穴式住居跡や盛り土遺構がある。海獣やマグロ、サケなど動物の骨、カキなどの貝類、クリ、クルミなどの堅果類も見つかり、当時の縄文人の生活ぶりが伝わる貴重な遺跡だ。2001年に国の史跡に指定された。

 今月11日、マスク姿の二本柳さんは、旭川から修学旅行で来た中学生に、眼下に広がる海を指して語り掛けていた。「ここからの海の眺めは、縄文時代と変わらない。ここに生活していた人たちが私たちと同じ風景を見ていたことを想像すると、ロマンを感じます」

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