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#五輪をどうする

ワクチン無償提供 進行性の病を抱える選手が出した「答え」

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北京パラリンピック陸上男子400メートルを大会新記録で制し、喜ぶ伊藤智也=国家体育場で2008年9月12日、小出洋平撮影
北京パラリンピック陸上男子400メートルを大会新記録で制し、喜ぶ伊藤智也=国家体育場で2008年9月12日、小出洋平撮影

 東京オリンピック・パラリンピックに出場する選手団には、新型コロナウイルスのワクチンが無償提供されることになった。ワクチン接種が進まない日本では「五輪優遇」との批判もある。その批判に対し、車いす陸上男子で2008年北京パラリンピック2冠の伊藤智也(57)=バイエル薬品=がある「答え」を出した。伊藤に話を聞いた。【聞き手・岩壁峻】

「感染したらほぼ間違いなく重症化」

 4月に北京で開催される予定だった国際大会は、コロナの影響で中止になりました。5月にスイスで開かれる大会にエントリーしたものの、3回目の緊急事態宣言発令を受け、所属企業とも相談して出場を断念しました。

 僕の病気は、脊髄(せきずい)などの中枢神経に起きる多発性硬化症です。常に再発を繰り返していく病気で、19年11月には左手を感覚障害と運動機能障害が襲いました。車いすを操作するにしても、車輪のこぎ手をうまくつかめない。自分の手がどう動いているのか、その都度目視しないと分からないんです。病気と向き合ってみると、海外遠征のリスクはあまりにも高いし、感染してしまったらほぼ間違いなく重症化…

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【東京オリンピック】

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