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銀橋のきらめき

映画、演劇評論家・薮下哲司さんが宝塚歌劇団の公演や役者などを紹介します。

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タカラヅカ余話 華と瀬戸、静かなる門出 史上初、無観客サヨナラショー

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 緊急事態宣言が5月末まで延長になり、まだまだ油断できない状況が続いていますが、宝塚大劇場では15日からの月組公演「桜嵐記」「Dream Chaser」から公演が再開されました。兵庫県が5000人以下の劇場などで開催を認めたためで、千秋楽まで何事もないことを祈るばかりです。

 直前の花組公演「アウグストゥス-尊厳ある者-」と「Cool Beast‼」は、3度目の緊急事態宣言で4月26日から5月10日までの公演が中止になりました。この公演は、トップ娘役・華優希(はなゆうき)と人気男役スター・瀬戸かずやの退団公演で、千秋楽には通常公演の後にサヨナラショーが予定され、チケットも完売していました。当初から千秋楽は全国の映画館でのライブビューイングをはじめネットでライブ配信される予定だったのですが、歌劇団は無観客で公演を上演。その模様をライブ配信、さらにCS宝塚専門チャンネルでサヨナラショーの生中継をしました。

 こうして前代未聞の無観客での「華優希サヨナラショー」が開催されました。ショーは、「Cool Beast‼」の幕が下り、花組組長の高翔みず希が、華のこれまでの足跡を紹介した後、ブルーのドレスにティアラを着けた華が、初舞台の月組公演「TAKARAZUKA 花詩集100‼」の主題歌や「はいからさんが通る」の劇中歌など代表曲を披露。えんび服姿で登場した瀬戸も、花組男役メンバーとともに主演作「マスカレード…

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