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松尾貴史のちょっと違和感

放送タレント・松尾貴史さんのコラム。テレビから政治まで、「違和感」のある話題を取り上げます。

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松尾貴史のちょっと違和感

維新幹事長が「立憲民主は必要ない」発言 民主主義の否定だ

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松尾貴史さん作
松尾貴史さん作

 この先、日本国憲法が今の政権に都合よく改悪されてしまう可能性も大きくはらんでいるであろう国民投票法改正案の修正を提案して、それを与党にのませたという名目のもと、立憲民主党が賛成にまわってしまったことで、改正案は今国会会期末までに成立する見通しだ。

 その件に絡めて、日本維新の会の馬場伸幸幹事長が、立憲民主党のことを「日本には必要のない政党」と言ってしまった。それも、雑談やオフレコの類いではなく、公の記者会見で言ってしまったのだ。政治家である以前に、社会人としてもどうかと思うような暴言ではないか。いわゆる公党の重職にある者が、特定の政党の存在を「不要だ」と公言したのだ。こういう人物こそ、この職にとどめている段階で、維新がどういう組織かということが推して知れよう。

 しかし「日本には必要ない」という表現になったのは、まさか自分が日本そのものだと思ってはいないだろうから(可能性はあるが)、「自分たちにとって邪魔だ」ということの表れだったのかもしれない。実は、国民投票法改正案は自分たちが協力して成立させたという手柄が欲しかったのに「横取りされた」とでも思っているのではないか。平たく言えば、立憲民主党に対する嫉妬から出た売り言葉なのかもしれない。

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