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メードイン東北・工場探訪

東北には数多くの工場があり、有名な製品から知られざる逸品まで、さまざまなモノが生み出されている。工場を記者が訪ねた。

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メードイン東北・工場探訪

宮城・東松島長寿味噌 伝統の味守り革新

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見上げる高さのみそ仕込み設備を一つ一つ説明してくれた後藤秀敏工場長=宮城県東松島市で2021年4月19日、藤田花撮影
見上げる高さのみそ仕込み設備を一つ一つ説明してくれた後藤秀敏工場長=宮城県東松島市で2021年4月19日、藤田花撮影

 <MADE IN 東北>

 健康に良いと人気を集める発酵食品。中でも食卓に欠かせない発酵食品といえば、みそではなかろうか。「仙台味噌(みそ)」と呼ばれる赤みそが伊達政宗の時代から食されるなど、宮城県とみそはなじみが深い。100年以上も伝統の味を守り続ける「東松島長寿味噌」の工場を訪問した。

 宮城県東松島市にある工場には、香ばしいみその香りが漂う。後藤秀敏工場長(52)の案内で中に進むと、さまざまな配管が張り巡らされた、高さ10メートル超のみそ仕込み設備が目に飛び込んできた。

 原料は大豆、米、塩だけ。蒸した米や大豆に麴(こうじ)菌を振りかけた後、2~3日間かけて「麴室(むろ)」と呼ばれる機械でほぐしながらかき混ぜ、麴を作る。蒸した大豆と麴、塩を合わせたみそを、1・5トンずつ巨大なステンレス製の容器に詰めるまでが仕込み作業だ。

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