爆風の破片、まだ体内に…子ども巻き添え悲劇の連鎖 ガザの病院
毎日新聞
2021/5/17 16:30(最終更新 5/17 17:11)
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イスラエル軍とパレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスの戦闘が続く中、空爆の巻き添えとなる子供たちが後を絶たない。爆風で飛び散ったがれきやガラスの破片が戦闘とは無関係の未成年を襲い、心身を傷つけている。
「何が起きたのか分からなかった」。14日、ガザ市中心部のシーファ病院。ファイサル・アフマド・ハムーダさん(16)はベッドに横たわり、腹部の痛みに顔をゆがめながら振り返った。
10日午後6時半過ぎ、ガザ地区北部のジャバリア近郊で、イスラエル軍はハマス関係者が乗っていたとみられるバイクを空爆。爆風でバイクとミサイルの破片が周囲に飛び散った。破片は、約20メートル離れた自宅の前にいたファイサルさんに直撃。腹部と右脚に強烈な痛みを感じ、…
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