喜怒哀楽すくい取る 地方都市に生きる女性たち 伊勢・中北さん、短編小説集完成 /三重

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「水田まり」名義の新刊「欅のある家」を手にする中北昌美さん=三重県志摩市で2021年5月11日、尾崎稔裕撮影
「水田まり」名義の新刊「欅のある家」を手にする中北昌美さん=三重県志摩市で2021年5月11日、尾崎稔裕撮影

 伊勢志摩地域の文芸サークル「勢陽文芸の会」のメンバー「水田まり」こと、志摩市阿児町の中北昌美さん(75)の2冊目の短編集「欅(けやき)のある家」が完成した。戦後から高度成長期の地方都市が舞台で、さまざまな世代の女性たちが、家族や恋人や職業と向き合った際の喜怒哀楽を描いている。【尾崎稔裕】

 中北さんの創作歴は約30年を超える。現在も商業誌への掲載を目標に書き続け、これまでに「文学界」(文芸春秋)の同人誌奨励賞などを受賞している。

 新刊は自費出版。過去25年間に執筆した作品のうち、愛着のある8編に磨きをかけて収録した。結婚生活が始まった途端、夫との価値観の違いに気づいた妻の心の揺れを描いた「響子」は、同人誌仲間たちから最も高く評価されたという。

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